歴史の最近のブログ記事

菓子の歴史を追う

約1万年前の壁画に蜂蜜の採取と思われる絵があり、人は有史以前から蜂蜜や果物などの甘味を求めていた。また、身体維持に欠かせない塩分は、その必要性から塩味といったおいしさとして認識されていた。

様々な穀物を粉にし、それを練って火にかけるという初歩的な調理が行われるようになってからは、食物に対して栄養を求めるだけでなく、甘味や塩味をより楽しむ事が求められるようになり、そういった味覚への追求が菓子を創造する原動力になったとも考えられている。

コーヒーの歴史をたどる

コーヒーは、6世紀から8世紀頃にエチオピアからアラビア半島のアラブ人に伝わり、彼らを通して中東・イスラム世界の全域に広まった。
初めてコーヒーが文献に現れるのは9世紀になってからである。イランの哲学者であり医学者でもあったアル・ラーズィーが、自身が見聞きした民間療法や医学知識を記した『医学集成』に、コーヒー豆を指す「ブン」とその煮汁「バンカム」について記載している。


15世紀頃、イエメンのイスラム神秘主義教団の間で夜間の修行を助ける覚醒飲料として、コーヒーは広く飲用されるようになり、16世紀までに修行のためのコーヒー飲用の習慣がエジプトまで広まった。しかし、クルアーン(コーラン)の時代(7世紀)にはコーヒーについて十分な知見がなかったのでコーヒーの摂取の是非に関するイスラム法上の規定がなく、同じ頃コーヒー飲用の宗教的な是非が大きな問題となった。多くの法学者は、その飲用はイスラム教の立場からはビドア(逸脱)であるとみなし、クルアーンで禁じられたアルコールの飲用に似た効果のあるコーヒーの飲用は、悪しきビドアとして排斥されたのである。


その背景には、コーヒーを供する場所が庶民や知識人が集まる社交場となりはじめたため、それが為政者や社会に対する不平不満を語り合う場に転ずることを警戒する動機があったと言われる。現実的には完全な禁止は難しく、それほど大きな弊害もなかったので、1454年にアデンのムフティー(法学者)、ジャマールッディーンがイスラム法学上の見解で合法と判断して以来、数十年にわたる論争を経つつ、やがて飲用しても構わないという見解が主流となってコーヒーは中東圏に広まっていった。

歴史小説

一般的には、歴史小説と時代小説とはほぼ同じ意味に用いられているが、文学の上ではかなり明確な区別がある。
歴史小説は、主要な登場人物が歴史上実在した人物で、主要な部分はほぼ史実の通りに進められる。著者がその主人公の生き方や思想に感動したことによって物語が生まれ、主人公の行動あるいは言動に、著者が訴えたいモチーフが込められており、純文学的な趣が強い。山岡荘八の『?川家康』や丹羽文雄の『親鸞』、『蓮如』などは典型的な歴史小説といえる。


これに対して時代小説は、『銭形平次』のように架空の人物を登場させるか、実在の人物を使っても史実と違った展開をする。徳川光圀(水戸黄門)は実在の人物であるが、『水戸黄門漫遊記』のように助さん・格さんの二人の子分を従え、諸国を巡り歩いて裁きをするなどというのは、史実と照らし合わせるとかなり荒唐無稽である。いくら「天下の副将軍」でも、大名が勝手に他の領主の領地に入ることは禁止されていたからである。つまり、史実や著者の訴えよりも面白さ、いわゆるエンターテインメント性を重要視したのが時代小説である。吉川英治の一連の作品や池波正太郎の『鬼平犯科帳』などは時代小説である。かつて「チャンバラ」と呼ばれた劇を「時代劇」というが、その小説版と見てもいい。




稲作の歴史は、縄文時代から始まる


現在ではプラント・オパールの研究により、縄文時代後期から晩期にかけては熱帯ジャポニカの焼畑稲作が行われていたことが判明している。
イネの品種には、ジャポニカ(日本型)・ジャバニカ(ジャワ型)とインディカ(インド型)があり、ジャポニカはさらに、温帯ジャポニカと熱帯ジャポニカに分かれる。温帯ジャポニカは、中国の長江北側から、日本列島というごく限られた地域に水稲農耕と密接に結びついて分布している。


弥生時代以降の水稲も温帯ジャポニカであるとされている。熱帯ジャポニカは、インディカの分布と重なりながら、更に広い範囲に分布し、陸稲と密接に結びついているのが特徴であるとされる。



列島へは、まず熱帯ジャポニカが南西諸島を通って列島に伝播した。温帯ジャポニカによる水稲農耕の始まりも近年の稲DNAに基づく研究では、DNAの多様性が朝鮮半島の方が少ないことから南方経由の可能性が高いとされ、また朝鮮北部での水耕田跡が近代まで見つからないことや朝鮮半島での確認された炭化米が紀元前2000年が最古であり、日本列島のものを遡れないことなどから、稲作は日本列島から朝鮮半島へ伝播した説も出ている

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